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GRASP-Japan (大型類人猿保全計画日本委員会)の活動について

 マハレ珍聞の4号と5号で、GRASP-Japanの活動についてご報告しました。これはその後の活動報告です。

 8月〜9月にかけて、愛・地球博長久手会場、国連パビリオンにおいてGRASP-Japanの展示を行いました。20枚のパネルを使って、大型類人猿の行動や7つの研究サイトにおける保全の現状を解説しました。日本館総館長である女優の竹下景子さんには2度も国連館におでましいただき、GRASPのプロモーションビデオに出演していただくとともに、トークショーにもご出演いただきました。大スクリーンには、TBS提供の「どうぶつ奇想天外」の特集や、中島貞夫監督による大型類人猿の短編映像が上映されました。またアジア・アフリカの大型類人猿生息地の物語を題材にした日本モンキーセンターの紙芝居や、林原類人猿センターの人形劇、日本・インドネシア・オランウータン保護調査委員会による「語り」や講演など、盛りだくさんの企画がおこなわれました。

 9月には、コンゴ民主共和国の首都キンシャサにおいて、大型類人猿保護のための第1回政府間会議、および第1回GRASP執行委員会が開催され、GRASP-Japanからは古市剛史と西田利貞が出席しました。

 さて、2005年7月に、元経団連副会長で東京電力会長を務められた荒木浩さんや、東京電力総務部長の工藤健二さんのご協力を得て、私たちは募金活動を始めました。GRASP-Japanには、日本人が中心となって活動する7つの調査地で効果的な活動を進めるため、調査地ごとに保護活動の計画を立てました。各調査地の5年間の保護活動に必要な総額は、9千万円に達します。皆様からお寄せいただく寄付金は、それらの活動の支援にあてられます。活動には、保護計画立案のための環境アセスメント、地域住民を対象とした環境教育、学校教育や医療サービスへの支援、森林資源の消費に替わる農林畜産業の育成などが含まれます。

 詳細については、http://www.grasp-japan.org/ をご覧ください。

皆様のご理解と、ご支援を心よりお願い致します。(西田利貞)

寄付金払込方法
■銀行振込
振込先: 名古屋銀行 犬山支店 普通預金 3346082
財団法人日本モンキーセンター 理事 西田利貞

■郵便振替
払込先: 00840-0-60087
財団法人日本モンキーセンター 理事 西田利貞

(問い合わせ先)
グラスプ・ジャパン
(財)日本モンキーセンター内
〒484-0081 愛知県犬山市官林26
TEL: 0568-61-2327, FAX: 0568-62-6823




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