MWCS 活動報告

報告者 島田 将喜


 私はマハレに行くと毎回南部域にサファリをすることにしています。目的地はブガラバという内陸の物流があまり発達していない地域です。今年の夏に訪問した際、いつもお世話になっているこの地域の子どもたちの環境教育の促進に役に立てることはないかと考え、MWCSのメンバーと相談し学習用の本を寄贈することにしました。子どもたちがトングウェ語・スワヒリ語・英語で、マハレ地域に暮らす動物たちのことを学べるようにと、MWCSのメンバーの方々が作成した『Wanyama wa Mahale(マハレの動物たち)』という本です。


写真1 ブガラバの現在の校舎


 ブガラバの中心部にカグウィラという小さな村が形成されつつあるのですが、最近、ここに幼稚園が作られて日本の小学校の1,2年生に当たる子どもたちが通っています。またすぐ近くに小学校が建設中で、ほどなく完成するとのことでした。そこで校長や村長(いつもブガラバ滞在中お世話になっているマネンゲさん)に、ブガラバの子どもたちの教育のために末永くWanyama waMahaleを役立ててもらえるよう申し入れ、10冊をMWCSから寄贈しました。子どもたちの喜びようは、大変なものでしたよ!!
 この地域のトングウェの子どもたちに対する教育支援は、長く付き合ってきた私の願いでもありましたので、とてもありがたい機会でした。


写真2 子どもたちにWanyama wa Mahaleを寄贈


(しまだ まさき・帝京科学大学)



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