西田利貞氏、国際霊長類学会の「生涯功績賞」と、リーキー財団の「リーキー賞」を受 賞!(編集部) 国際会議で公演中の西田利貞氏 (撮影:中村美知夫氏)。 1965年から現在までマハレでチンパンジーの研究を牽引してこられた西田利貞氏が、このたび国際霊長類学会(International Primatological Society)の「生涯功績賞」(Lifetime Achievement Award)および米国リーキー財団の「リーキー賞」(L.S.B. Leakey Prize)を受賞することとなりました。 「生涯功績賞」の授賞式および記念講演は2008年8月にエディンバラで開かれる国際霊長類学会大会でおこなわれます。この賞は、霊長類学における生涯の功績が評価対象となる2004年に新しくできた賞で、2年に1回1名が選ばれ、西田氏で3人目です。第一回はHilary Box 氏、第二回はThomas Struhsaker 氏が受賞しています。 また、「リーキー賞」の授賞式は2008年11月にサンフランシスコでおこなわれる予定です。この賞は「Human origins」に関する学際的な研究をした研究者に数年に一度与えられる賞で、たとえば、第一回(1991年)はPhilip Tobias氏、第二回(1996年)はDesmond Clarke氏、第三回(1998年)はFrances Clarke-Howell氏がそれぞれ受賞しています。今年は西田氏の他にJane Goodall氏も受賞するとのことです。 マハレでチンパンジーを観察する西田利貞氏、1991年(撮影:葭田光三氏)。 (マハレちんぷんへんしゅうぶ)
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