マハレの森に潜む ヒョウ


違い、わかりますか?

 直接観察できるチンパンジーとは違い、マハレのヒョウはなかなか見ることができません。そのため、森の中に何台もカメラを設置し、それぞれの模様で個体識別をしています。結果、私たちの調査範囲内(約14km2)に、少なくとも 6 頭のヒョウがいることがわかりました。






ヒョウの研究

 マハレではカメラのデータに加えて、現在主に2種類の研究が行われています。


食性

 森に落ちている糞を分析して、ヒョウが何を食べているのかを調べています。糞の中からチンパンジーの骨が出てくるなど、新しい発見がされています。


ヒョウの声

 森の中にレコーダーを設置し、ヒョウの声を録っています。ヒョウは、時々とても大きな声で鳴くことがあり、その理由は、繁殖期の相手を呼ぶ手段、あるいは自分の存在をアピールすることで縄張りを守る手段として考えられています。(仲澤講演で再生します!)



マハレの森の動物たち

 カメラにはヒョウだけでなく、たくさんの動物が映っており、マハレの生態系の豊かさを見ることができます。

オオセンザンコウ

ブッシュピッグ

ヤマアラシ

ワニ

ブチハイエナ

ツメナシカワウソ

カバ


文責: 大谷ミア、 仲澤伸子