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訃報:西田利貞先生

西田利貞先生が2011年6月7日にご逝去されました。70歳でした。

西田先生は、野生チンパンジー研究のパイオニアであり第一人者でもあります。40年以上の長きにわたって、マハレでのフィールド調査を牽引してこられました。

東京大学、京都大学では数多くの霊長類学者・人類学者を育て、定年で京都大学をお辞めになってからは日本モンキーセンターの所長として、GRASP-Japanを設立し、大型類人猿の保全にも力を注いでこられました。

日本霊長類学会会長、国際霊長類学会会長、国際学術誌Primatesの編集長をはじめ様々な学会の理事や役員などを歴任されました。

ジェーン・グドール賞、国際霊長類学会生涯功績賞、リーキー賞など数々の輝かしい賞を受賞なされています。

西田先生が、チンパンジー研究とマハレの野生動物の保全に果たしてこられた役割は、はかり知ることができません。

謹んで哀悼の意を表します。

西田先生想い出の写真集